レコードカッティングマシンの基本原理はこちら
レコードカッティングマシンの機能について部位ごとにまとめてみました。
参考にするレコードカッティングマシンはneumann vms80の改造バージョンになります。
これが部位がわかりやすかったので、拝借させていただきました。
一つのレコードカッティングマシンで説明できればベストですが、所持していないので、、部分部分は違うマシンの写真を使用をお許しください。。
レコードカッティングマシンの機能について部位ごとにまとめてみました。
参考にするレコードカッティングマシンはneumann vms80の改造バージョンになります。
これが部位がわかりやすかったので、拝借させていただきました。
一つのレコードカッティングマシンで説明できればベストですが、所持していないので、、部分部分は違うマシンの写真を使用をお許しください。。
1. カッティングヘッドのサスペンション
ここにカッティングヘッドが装着されます。こちらの詳細は後述します(サスペンション部)2. ターンテーブル
ブランクのレコードが乗り回転します。レコードは反っているとだめなので、テーブルに密着するように真空バキュームの吸い取り用の穴が開いています。3. アーム
カッティングヘッドやサスペンション(1)を固定するためのアームです。y軸方向に動きます。
4. ベーステーブル
アームを支える台です。x方向にアームを動かすためついています。(つまりはカッティングヘッドの位置を微調整するためです)
5. ギアーヘッド
y軸方向にカッティングヘッドを自動で動かします。
6. アーム(3)移動用マニュアル調整用ハンドル
マニュアルでx軸方向にアームを動かす場合に使用します。微調整用です。
7. LPI調整ギアー
ギアーは、33rpm, 45rpm, 78rpm回転時にこの動かすスピードを変えないといけません。そのためのギアーです。
LPIは" lines per inch "で1インチあたり溝が何lineかを示す単位です。つまりはy軸方向の移動量です。
ここにLPIの情報が記載されています。
8. マニュアルlead-in,lead-out用ハンドル
lead-inは最初の始まりの部分の溝のこと(正確にはその行為のこと)で、音声をカッティングするときの最初の無音溝を作るためにあります。いきなり音が入った溝があると再生するときにピンポイントで再生針を置かないと再生できないため、曲の頭から毎回再生するには必要な準備用の溝を作ります。lead-outはその逆です。曲の終わりに無音溝を作ります。
9. ロック用
アームが動かないように固定用です。
10. ストッパー1
アームがy軸方向に動いていきますが、カッターヘッドがターンテーブルの軸受けにぶつからないようにするためのストッパーです。アームと一緒に動きます。
11. ストッパー2
ストッパー1と同様です。こちらは固定されています。
12. プレイバック用の台
再生するためのトーンアームが乗る台です。これがあると録音しながら、再生もできます。
サスペンション部は機能が盛りだくさんなので、右側、左側からそれぞれで説明します。
同じ項目がでてきますが、わかりやすくするためにあえて記載しています。
同じ項目がでてきますが、わかりやすくするためにあえて記載しています。
サスペンション部(右側view)
1. カッティングヘッド
カッターヘッドです。これはPresto 1-Cあたりだと思われます。
2. リリースレバー
カッターヘッドを下げるときのレバーです。
3. 顕微鏡
カッティングしたときの溝を見るための顕微鏡です。
4. 重さ調整ばね
カッティングヘッドの重さを調整するためのばねです。
5. カッティングヘッドの高さ調整レバー
カッティングヘッドの高さを調整するレバーです。これを変えるとカッティング針とレコードとの角度が変わることになります。
6. 削りカス吸い取りノズル
カッティングすると削りカスが発生します。それをすぐ吸い取るためのノズルです。
サスペンション部(左側view)
1.ダッシュポッド(dashpot)
ダンパーです。カッティングヘッドはリリースレバーを下すと、重さで下に落ちてきますが、ダンパーがないと急峻に落ちてきてカッター針がレコードにぶつかり、最悪カッティング針が折れます。もちろんレコード側も傷がつきます。それを防ぐためにカッティングヘッドをゆっくり落とすためにダンパー使います。簡単に言うと空気抵抗です。
2. 重さ調整ばね
前述
3. カッティングアーム
カッティングヘッドを支えるアームです。シーソのように動きます。
4. リリースレバー
前述
5. カッティングヘッド
前述
0 コメント