日本ではあまり使われていない?縦型にレコードを再生できるGramovox Vertial Turntableを入手しました。
ジャンクで売りに出ていたのを思い切って購入してみました。定価では1190 USD (18万円!!)をなんと11000円で購入
出張中で、土地勘もなく、購入した後にあたふたしてたところ、運よく近くにヤマト運輸があり、持ち込みでなんとか福岡に発送笑
案の定、そのままでは動きませんでした。
症状としては、
- トーンアームが台座から外れやすく安定しない
- モーターの軸がずれている(これはシャフトが曲がっていたら厳しいなと思っていましたが、大丈夫でした、本文に出てきます)
- ベルトがない
- 音が鳴らない(これは購入時にコメントに書かれていましたが、ターンテーブルの原理は頭に貼っているので、なんとかなると思っていたが、音はなりました。。)
まずは、中をすぐ開けてみたくなるのが悪いところ笑 でもなんとかなるので開けてみます。
このターンテーブルは、木製の筐体で裏面にパネルがあるだけで、開けるのは非常にシンプルです。
まずは、ターンテーブル部分が重いので、引っ張って外します。特に固定はされていないので、引っ張ると外れます。
裏面をひっくり返して裏面の蓋を開けます
黒いパネルを外します。5箇所にネジが止まっているので、それを外します。実はパネルはさらに接着剤でくっついていたので、少し力を入れて無理やり外す感じで外すことができました。ゴム系の接着剤なので、壊れることはないかと思いますが、少し慎重に行なった方が良さそうです(私は思いっきり外してしまいましたが、大丈夫でした)以下が接着剤
これでモーターがちゃんと回るように角度を調整して、再度六角ネジを固定することで解決しました。
修理後はこんな感じ、いい感じになりました。
この部分がトーンアームの配線です。コネクタは外した方が良いです。トーンアームを外した時に配線にテンションが結構かかるので、最悪配線が切れてしまいます。
この辺はネジ関連や高さの調整をしたら、いい感じトーンアームが動くようになりました。
これで、大体治ったのですが、基板も気になるので、写真載せておきます。
基板はREV.4とシルクがありますね。色々と試行錯誤したのでしょうか。。ここ(左側)配線はLine Outの出力です。Vertical Turntableはパワーアンプとスピーカーが内蔵しているのですが、それを使わないで、外部アンプを使用する時に使用します。個人的には内部パワーアンプは使用したくない(スピーカーの振動が針にフィードバックするし、あまり音がよくないです)
真ん中あたりにある赤黒の太めの配線は電源(12V DC)です。パワーアンプとモータードライバーを動かすためそれなりの電力が必要になります。
真ん中あたりにある赤黒の太めの配線は電源(12V DC)です。パワーアンプとモータードライバーを動かすためそれなりの電力が必要になります。
さらに右側にあるのは、内部のスピーカーの配線です。
小さい白黒の配線は、Mute Switchの配線です。これで内部アンプをOn/Offできます。一番右はPhone Outです。ほぼ使うことがありませんが、、
上記のすべての配線を外すと以下のようにパネルが外すことができます
これはモーターのドライバーですが、なんとステッピングモーターが使用されていますね。。
ベルトドライブならいいのです。最近のステッピングモーターのドライバーは静音モードがあるので、問題にならないのです。ICはTB6560 (東芝製のIC)が使用されておりました。
これはオペアンプ。定番の5532が使用されています。ここのブロックはToneArmにつながるので、RIAA回路だと想定します(ちゃんと回路は追ってませんが、、)
最後にベルトです。ちょうどいいサイズのベルトを探してもいいのですが、すぐに試したかったので、手元にあったウレタンベルトを接着して動かしてみたら動いたので、これでよしとしています。今後もうちょっと張りのあるのに変更したいなあとも思いますので、いいのがあったらまた更新します。色はオレンジで可愛い感じが気に入っています。

























0 コメント