海外製のレコードカッティングマシンについてまとめました。
(国内製のレコードカッティングマシンはこちらに纏めてあります。)
(国内製のレコードカッティングマシンはこちらに纏めてあります。)
2022年5月5日更新
最初に海外製のレコードカッティングマシンの名前ですが、幾つかの部位によっても名前を付けられているため、その辺結構紛らわしいです。大きく分けると
- Lathe カッティングヘッドを動かすリニアレールやターンテーブル部の総称
- Cutting Head ドライブコイルやカッティング針の総称
- AMP プリアンプで逆Riaa特性とパワーアンプの総称
最初に海外製のレコードカッティングマシンの名前ですが、幾つかの部位によっても名前を付けられているため、その辺結構紛らわしいです。大きく分けると
- Lathe カッティングヘッドを動かすリニアレールやターンテーブル部の総称
- Cutting Head ドライブコイルやカッティング針の総称
- AMP プリアンプで逆Riaa特性とパワーアンプの総称
レコードカッティングマシンに使用されている各部位/部品については別記事で纏めます。
上記が分かれて出てくるので、注意です。
内容は追加情報がわかりましたら随時アップデートしてきます。
・neumann / VMS70
https://www.residentadvisor.net/features/1232
https://www.randmuzik.de/en/products/cutting-studio/
https://www.duophonic.de/en/lacquer-mastercuts/
http://www.preservationsound.com/2012/03/neumann-am32b-lathe-1961/
カッティングマシンのスタンダードで、現在もプロスタジオ等で現役で使用されているレコードカッティングマシンです。日本では東洋化成にあります。
新規に生産はされていないので、廃業したスタジオから売り払ったものを複数ストックして部品を保有してまわしているらしいです。
そのため、現状はこれを超えるものは世にありません。ちなみに1970年製です。(なのでvms70) ドイツ産
・neumann / VMS80
https://twitter.com/Miles_Showell/status/985165095524339715
https://acoustics.mpiwg-berlin.mpg.de/image/neumann-vms-80-cutting-lathe-2
vms70のアップデート版。ピッチコントロールが柔軟になったので、ラウドな音をいれても隣の溝に干渉しないように改良されているようです。1980年製(vms80) ドイツ産
上記二つの以外にvms66もあるらしいです。
vms66=>vms70=>vms80という順でアップデートしています。
・Scully / LS-76
https://museumofmagneticsoundrecording.org/RecordCutters.html
これもneumannの次くらいに見かけることが多いです。日本だとstudio dedeにあるとのことです。1976年 US産
個人的にはこのメカメカしくて荒い感じが結構好きですね。生で見たことはないので見てみたい。
・Presto /6N Record Cutting Lathe
https://reverb.com/item/29129754-presto-6n-record-cutting-lathe-w-rebuilt-1c-head-accessories
こちらはどちらかというとポータブルの位置づけになると思います。カッティングヘッドを他のにしたり改造して使用している人が多いため、紛らわしいです。
使いこなしてそうな人たちを見つけましたw
mobile vinyl recorders
ここまでくると持ち運びは大変ですけど、イベントでかなり重宝されそうです。
ここまでくると持ち運びは大変ですけど、イベントでかなり重宝されそうです。
・Presto / 8D Record Cutting Lathe
https://www.worthpoint.com/worthopedia/presto-8d-vintage-record-cutter-lathe-66858574Prestoの据え置きスタジオタイプ。
きれいな写真がない。。
・Rek-o-Kut / TR12H Challenger Recorder
ポータブルタイプのレコーダー。日本のだとHARAレコーダーに違い位置づけ。
スピーカーとプレイバック用のトーンアームもついています。カッティングヘッドはおそらくモノラル(未確認) new york産 1950~1960年製
個人的にはラベルとか形が好みです。メーカーロゴが特に。
・A R Sugden / Connoiseur
こちらもポータブルタイプ。プレイバックのトーンアームはなし。あまり情報がないですが、カッティングヘッドはステレオっぽい。また回転は33,45,78に対応しています。
HARAにそっくりですね。HARAより高性能ですが。。
1956年製
HARAにそっくりですね。HARAより高性能ですが。。
1956年製
・vinylrecorder / T560 or T580
http://brooklynradio.com/vinyl-recorder-t560/
ここを見ている人ならば知らない人はいないかもしれません。
ここを見ている人ならば知らない人はいないかもしれません。
https://www.vinylrecorder.com/order.html
現在唯一、販売していて個人でも使用している人が多いレコーダーです。
日本ではおそらく5台(東京2、大阪1、長野1、福岡1)にあると思いますw
今手に入れるには難しいかもしれません。(いろいろな意味で。。気になる方は連絡ください)
実際にレコードをカットしてもらい音を聴きましたが気になるほどの音の劣化はほとんどないですね。
T560とT580の違いは回転にSL1200内臓のモーターを使用する(T560)か、外部にする(T580)の違いです。
ドイツ製です。
・sillitoe audio technology / disc recording systems
こちらは現在絶賛開発中のカッティングマシンです。まだ販売はされていないですが、今後販売させる可能性があります。
sillitoe audio technology
かなりスタジオユースに考えられており、すべて自前で作ってしまうあたりが意気込みを感じます。
実は、、開発中のカッティングヘッドをゆずってもらったので、応援しています!
カッティングヘッドもフィードバックタイプです。
レースもシンプルかつかっこいいです。
リフトアームが自動の動画を開発中に見たのですが、それがあると1ループの溝とかができるてしまいます!!
・PHONOCUT Machinen / PHONOCUT
https://www.kickstarter.com/projects/phonocut/phonocut-home-vinyl-recorder
キックスターターで話題のレコードカッティングマシンです。
専用の10インチのブランク版にカットできます。
オーストリア産です。オーストリアも結構カッティング熱が熱いですね。
メンバーのFlo Kaufmannという方はこの界隈では有名な人ですね。AM44とかで調べるといろいろ出てくるのでチェックです。
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