カッティング針について


この最近の状況になりますが、カッティング針がどうやら限界超えたよう。
温度調整をできるようにし、いざカッティングをしてみたところ、以前のようにchip(削りかす)が出ないので、あれっと思って再生してみると再生針がトレースできないぐらい浅い溝になっていることがわかった。
温度を変更してみたり、熱線の再取り付けをしてみたりしても状況は大きく変わらず。ということで、新しい針が届くまでは何も実験ができないということなってしまった。

正直テンションだだ下がりですが、、、失敗なきして知識や経験は身につかないと思うので、くじけず進んでいくのみと自分に言い聞かせる。ああ、正直温度調整で結構面白い結果が得られると期待していた分、悲しみが大きい。。後にこの時の失敗がある意味良かったと思えるように頑張ります。

で、何も実験できない時は、ひたすら調べるということでカッティング針について調べてみた。
今わかったことは、針の材質とカッティングに特に注意した方が良さそうなこと。
材質に関しては、今世に出回っているのは、ダイヤモンド、サファイヤ、ルビー
サファイヤとルビーは全く同じで違いは色ということらしい、クロムの量が少し多いと色が赤くなりルビー、それではないものをサファイヤというらしい、まさか女子でもないのに宝石のサイトをこんなに見ることになろうとは笑
おそらくATOM Recorderについていた針はサファイヤだと思う。
ダイヤモンドとサファイヤ(ルビー)に関しての違いは固さなのだが、一般に言われる"硬度"でいうとダイヤモンドが10でサファイヤ(ルビー)は9なのだという
だがこの数字のつけ方が二つの物質を互いにこすりつけた時に傷がつくかつかないかが目安のようで、ダイヤモンドとサファイヤをこすり合わせるとサファイヤに傷がつくということらしい
硬度以外に実は"靭性-じんせい"という項目があり、これは互いを叩き合った場合にどちらが欠けるのかが比較になり、その場合
ダイヤモンドが7.5でサファイヤはなんと8になるようだ
つまり両者は固さという観点では、単純に比較はできないということだ。

うーむ。わけわからん。

次にカッティング時に特に注意すべきことは、
針の温度
針の材質
針の形状
針の傾き
盤の材質
のようだ。
ほとんどが針じゃん。ってなって少し納得したようなしないような。。

電子回路は比較的得意分野ではあるが、こういう化学というか機械は専門外なので、やはり勘所がよくわからない。

日々精進してまいります!!

続く

あ、針の材質にタングステンもあることを思い出した。こちらも後で調べてみます。








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2 コメント

  1. 初めまして。記事を読ませていただき、色々と参考にさせていただいております。
    実は手元にもHARAの7 インチ用カッターが一台あるのですが、5年以上も上手く使いこなせないでいます。その間にebayよりpresto用のサファイア針と、タングステンの新品針(アセテート用の普通のと、ポリカーボネイト用の2種類)を取り寄せてみたのですが、未だに盛大なノイズ無しでの正常な溝が刻めない状態です。また海外サイトのガイドにあるとおり、WD-40で盤表面を磨いて見たりしたのですが、効果はあまりないようです。
    ご経験より、何かアドバイス等いただくことは可能でしょうか。
    また、この機種について、元々の針が正常であれば、特に(角度調整等)何もしなくても、ビニール盤上へノイズ無しの溝が刻めるものなのでしょうか。
    突然のぶしつけな質問となりますが、お返事いただければ幸いです。

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  2. onojirasさん、すみません。返信が遅くなってしまいました。自分の調べた範囲で試せてないので、確証はないのですが、サファイアとかダイアモンド針を使用する時は、レコードの溝を掘るため、針の先を温めるか、レコード盤を温める必要があります。掘っているため削りカスが出ます。タングステンの針は、溝を掘っているわけでなく、潰して溝を作っています。なので、削りカス等は出ないとどっかのサイトに書いてました。タングステンの針を自分も試したことがないので、、なんとも言えませんが、、どちらをやりたいかによりますが、サファイヤ針を使いたいので、あれば、針先にニクロム線を巻いて電流を流し、温めるような改造が必要になると思います。

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